Scrapboxは「インターネット的」な情報管理ツールである
糸井重里さんは『インターネット的』の中で、
「リンク・シェア・フラット」という3つの要素を核にしたモノ・コトは「インターネット的」である
と書いている。(だいぶ端折った)
んで、最近ハマってる Scrapbox はこの3つの要素を見事に満たしている、と気づいた。
- 「リンク」によるページ間の有機的なつながり
- 複数人で同時編集できて、全世界にも公開できる「シェア」の仕組み
- 偉いページがない「フラット」な世界
他の情報管理ツールでも頑張れば3つの要素を満たせるけど、頑張らないと満たせない。
それが Scrapbox なら使っていれば自然に「インターネット的」な使い方になる。すごい。
3つの要素のうち、リンクとシェアは「機能を付けたからそういう使い方になる」と説明できるんだけど、フラットに関しては「機能を付けなかったからそういう使い方になる」要素だ。
おそらく人間が物を整理する時には(よほど意識しない限り)階層構造になってしまうのが自然なんだけど、Scrapbox は階層管理ができないために、何も考えずに使ってもフラットな構造になる。(プロジェクトとやたらめったら作っていたらその限りではないが)
そもそも Scrapbox 自体がフラットに情報を整理するために作られたサービスだから当然なんだけど、そこ(階層構造の欠陥)に気づいて、自ずとフラットに整理できるツールを作ったところがすごい。まさにコロンブスの卵。
参考:
連載読むと分かるけど「インターネット的」な情報管理ツールを作った結果 Scrapbox が誕生したと言ってもいいくらい思想的には近いものがある。Scrapbox が「インターネット的」になるのは道理だ。
PHP研究所 (2014-11-06)
売り上げランキング: 14,087